Earl Klughのソロギターピースのみで構成されたアルバム"Solo Guitar"の中の1曲、"If Only I Had a Brain"をトランスクライブしていきたいと思います。
上記の譜面の読み方は一番上段がTAB譜、2段目が左手の運指、3段目が右手のフィンガーピッキング、4段目がコードフォームになります。
2,3段目のアルファベット(i,m,r,p,t)は下記の指に対応しています。
i = index finger (人差し指)
m = middle finger (中指)
r = ring finger (薬指)
p = pinky (小指)
t = thumb (親指)
Tips1.
"親指でミュートしながらすぐ下の弦でメロディを弾く"
....Earl Klughやその他の著名なソロギタリストはミュートのテクニックがしっかりとしています。この曲の最初のルバート部分(インテンポでは無いところ)は単音のメロディから始まるのですが、その際メロディを弾く弦の一つ上の弦を右手の親指でミュートしてメロディの音以外が出ないよう、または共振しないようにしているようです。
こういったミュートのテクニックはTuck AndressやMichael Hedgesもよく使うようです。
Tips2
"親指でダウンストローク"
...Formの段の最初に出てくるコードフォームはF#m7 #11thです。こちらのコードを左手でしっかり抑え、親指でダウンピッキングします。この時、トップノートの1弦12フレットがメロディになるのでそちらの音をしっかりと強調します。
Tips3
"薬指でスウィープアップピッキング"
...上記の譜面の最後のコードでは右手のアップピッキングを各弦にスウィープさせるよう当て、色彩豊かなテクスチュアーを得ているようです。コード的にはこの後ドミナントへとつながるII7にテンションサウンドの9thと11thが付加されています。解放弦と内声にテンションを付加する事によってオリエンタルなサウンドになっています。
0 件のコメント:
コメントを投稿